「鍼灸」に興味を持ちはじめたあなたへ



鍼灸の道に入って22年、治療家として続けてこられたのは、それこそ患者さんとのご縁に恵まれたことによります。身体の手入れ、健康管理として週に1度もしくは月に1度、定期的に通院される患者さんの中には、もう10年以上のお付き合いの方が何人かいらっしゃいます。

そうした常連の患者さんでさえ、はじめて来院されたときは、多かれ少なかれ「清水の舞台」から飛び降りる覚悟だったとおっしゃいます。チラシを手にしてから1年間大事にとっておいた末に、意を決しての来院という方もいらっしゃいます。

鍼灸は他の治療に比べるとどうしてもハードルが高いというイメージがあるようです。ところが一方では、少しの勇気と好奇心をもって来院されたことで、伝統医療である鍼灸がすっかり気に入られ、今では普段の健康管理として上手に鍼灸を利用される方が大勢いらっしゃるのです。

東洋医学は病名のつかない症状群に威力を発揮します。普段からの健康上の不安や悩みは、実ははっきりと病名がつくものより、病名のつかない症状のほうが圧倒的に多いものです。ツボを触診し、身体の声にじっくり耳を傾けます。大きな病気の兆候であればもちろん病院に行かれることをその場でお勧めします。それ以外でしたら、体質からくるもの、年齢からくるもの、ストレス反応からくるもの、身体表現として現れるもの、それらをかみ砕いて説明した上で治療を始めるようにしています。

大事なことは、治療すべきポイントがその方の養生すべきポイントと重なることです。ときには症状と上手に付き合うことが大切な場合もあるでしょう。いずれにせよ、その方にとって最適な養生法とは何かを、一緒になって考えていけるように努めてまいります。

「鍼灸」に興味を持ちはじめたあなたと、新たなご縁が結ばれることを願いつつ、ご来院をお待ちしております。
                                               (進藤安神堂)

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